先生〜、宿題とかテスト勉強とかやらなきゃいけないとは思ってるんですけど、どうすればいいのかわかんなくてモチベが上がらないです!
具体的にどうしたらいいのか、教えてください!!
私はこれまで家庭教師をしてきて、この手の相談を幾度となく受けてきました。
学年に関係なく、同じ悩みを抱える生徒は本当に多いなと実感したものです。
しかし今回お伝えするアドバイスで、私の担当生徒の大半はモチベーションアップに成功してテストの成績も向上したんです!
きっとこれを実践すれば、ほとんどの人がモチベーションを維持できるはずです。
もちろん、効果が得られるかはあなた次第。
打つ手がなくて困ってる…という状況なら、騙されたと思って一度試してみてください!
勉強のモチベーションは"プチ成功"で上がる!
ずばり、勉強のモチベーションアップの鍵は"プチ成功"を体験することです!
"プチ成功"は、些細なことでも勉強でちょっとうまくいったなと感じた体験のことを指します。
- 計算問題が昨日より1分速く解けた!
- 新しい英単語を5個覚えた!
- 先週の土日より30分長く自習できた!
これくらいだったら、ちょっと頑張ればできちゃいそうだと思いませんか?
でも意外とみんな、このような些細なことをできて当たり前ととらえてしまうものなんです。
実は私自身も、かつては"プチ成功"を軽んじていたことがありました。
家庭教師になって間もない頃は、「こんな簡単な計算はできて当然」とか、「宿題を途中までしかやらないなんて甘えてる」など、随分厳しい指導をしてきたものです(汗)
でもそれでは、生徒の顔色は浮かないままでした。
だから途中から、「この計算、途中までは合っててすごいじゃん!」「宿題、途中まででも頑張ったんだね。偉いよ!」と褒めるようにしてみたんです。
すると、不思議なことに生徒たちはみるみるとやる気を出して勉強に励むようになったんです!
私はこの経験から、彼らに足りなかったのは「自分でもやればできた!」という成功体験だったのだと気づきました。
どんなにちっぽけなことでも、"成功"を"成功"と捉えることはモチベーションの向上に絶大な効果をもたらします。
だから、普段の勉強の中で必ずしているはずの"プチ成功"を見逃さないよう、日頃から意識してみてくださいね。
モチベーションを維持する勉強のサイクルを回そう!
モチベーションアップのコツがつかめたら、次はいかにしてモチベーションを維持するかを考えましょう。
勉強はたった1回、たった1日頑張ればよいものではなく、日々継続することが大事ですよね。
そのためには、"プチ成功"の質を上げることを心がけてみましょう。
もちろん、ここでもスケールの大きい成功を目指す必要はありません。
一歩でも前進できたと感じたことを"ワンランク上のプチ成功"と考えてOKですよ。
- 1日10個英単語を覚えるノルマを1週間継続できた!
- 昨日解答時間を縮められた計算問題を、今日はさらに1分縮められた!
すると、以下のような勉強の好循環が生まれます。
このサイクルを回し続ければ、どんどん力がつくことは間違いないですよね!
この好循環を生み出せるように、"プチ成功"の質を少しずつ上げていくことを意識してみてくださいね。
勉強のモチベーションを上げる3つの具体的な方法
最後に、勉強のモチベーションを上げる方法を具体的に見ていきましょう。
今回は、3つの方法をご紹介しますね♪
遂行のハードルが低い計画を立てる
勉強に取り組むにあたって、計画を立てることはとても重要です。
この際、勉強する内容や量は「これだとちょっと物足りないかな…」と感じる程度に調整しましょう。
最初からエンジン全開で勉強しようとすると、一気にエネルギーを消費してしまって"ガス欠状態"になってしまいます。
そうすると、急にモチベーションが低下してしまって長続きしないのです。
私が生徒に勉強計画のアドバイスをする際は、本人にとって無理のない計画であるかを注意深く確認するようにしています。
中には「こんなに勉強量が少なくて大丈夫なんですか?」と不安を口にする生徒もいましたが、自分の体力・気力の限界の70%で遂行可能な計画を立てればほとんどの生徒がテストで成績を伸ばすことができたんです!
勉強の計画を立てるときは、全力の70%・少し物足りないくらいを目安に時間や量を調節してみてください。
簡単なタスクから手をつける
まとまった時間に勉強をするなら、やるべきこと、すなわち"タスク"が複数ありますよね。
例えば、次の3つのタスクがあるとします。
- 数学の計算問題を解く
- 英語の長文読解問題を演習する
- 社会の用語を暗記する
この中で、あなたにとって簡単だと思う順番で取り掛かるのがよいということです!
そうすれば、"プチ成功"を1つずつ積み重ねることができて、勉強のモチベーションがぐんぐん上がってくるんですよ。
いきなり難しいことにチャレンジすると、手がつけられなくて"挫折"を味わうことになりかねません。
簡単なタスクから着手してモチベーションが上がれば、チャレンジ精神も芽生えてハードなタスクに取り組む意欲が湧いてきます。
私の指導経験の中でも、勉強の順番を変えるだけで生徒の集中力が劇的に向上したということがありました。
どのタスクから始めるのかを決めてから勉強することは、モチベーションの上がらない人にかなり効果があると思いますので、ぜひ試してみてくださいね。
その日できたことを振り返って自分を褒める
今日はいい勉強ができたなと思ったら、忘れないうちに振り返りをするようにしてみましょう。
多くの人は、"成功体験"よりも"失敗経験"の方が記憶に残りやすいと言われています。
もちろん失敗から学ぶこともたくさんありますが、それでモチベーションが下がってしまったら台無しですよね。
"プチ成功"をより強く実感するには、その日の出来事を振り返ってメモしておくのがおすすめです。
私はそれぞれの生徒のプチ成功をスケジュール帳にメモして、指導前に振り返りをするようにしていました。
そうすると、日々の成長が把握できるようになり、「今日はここができるようになってすごいね!」とうまく伝えられるようになったんです!
あなたもその日のプチ成功をメモして振り返るようにすれば、自分の成長を感じ取れるようになると思いますよ。
特に失敗をズルズルと引きずってしまう性格の人は、自分のよいところを見つける機会になるのでやってみてほしいなと思っています♪
まとめ
- 勉強のモチベーションアップの秘訣は"プチ成功"
- モチベーションを維持するには、日々"プチ成功"の質を上げることを心がけて、勉強の好循環を生み出せるとよい
- 勉強のモチベーションを上げるには、「遂行のハードルが低い計画を立てること」「簡単なタスクから手をつけること」「その日できたことを振り返って自分を褒めること」の3つの方法が効果的
せっかく勉強をするなら、"辛くて苦しい時間"ではなく"楽しくてワクワクする時間"にしてほしいなと思っています。
毎日の勉強を意欲的に取り組んで、どんどん成績を伸ばしていってくださいね!