今年は受験生なのに、なんかやる気が出ないんだよね…。
目標に向けて頑張らなくちゃいけないのに、なぜかやる気が出ないときってありますよね…。
実は私も、本番前に気が緩んでしまって、受験に失敗したことがあるんです。
でも、1年間の受験生活を悔いなく過ごしたいという気持ちもきっと持っていますよね。
私はこれから受験を迎えるあなたに、この1年を後悔のないものにしてほしいと思っています。
そこで今回は、歴史上の偉人や有名人が残した名言をお送りします!
何となく気が引き締まらないときに目を通せば、自然と机に向かう気持ちが湧いてくるはずですよ。
やる気を引き出す名言とともに、受験生活を乗り切りましょう!
勉強のやる気が出ない受験生に名言を送りたい理由
なぜ私が受験生に名言をお送りしたいと思ったのか、背景をお話ししますね。
実は私、現役の時には大学受験で失敗しているんです。
常に京大を第一志望にしていたのですが、高校3年間を通して模試ではD〜E判定ばかり、本番も実力が及ばす不合格となってしまいました。
ただし、私の言う失敗は単に試験に落ちてしまったことではありません。
最も後悔したのは、1年間の受験生活で全力を尽くせなかったと感じたことでした。
当時を振り返ると、12月頃から勉強に身が入らないと感じることが増えていました。
それにも関わらず、センター試験(現在の共通試験)本番では模試の最高得点を更新する点数を取ってしまったのです。
私はこれが原因で、かえって受験を舐めてしまいました。
センター試験後から二次試験までの約1か月間で気持ちを奮い立たせることはできず、結局は実力通りの不合格でした。
合格者の人数は決まっているので、誰かが合格すれば誰かが落ちるのは必然なのですが、私が後悔したのは100%の努力をしたと感じられなかったことが原因です。
同じ不合格でも、ベストを尽くせた!と思えれば後悔することはなかったでしょう。
だからこそ私は受験を迎えるあなたに、どんな結果になっても悔いが残らないよう精一杯努力をして、その後の人生を豊かにしてほしいと願っているのです。
勉強のやる気が出る名言をシチュエーション別にご紹介!
それでは、勉強のやる気が出る名言をご紹介していきますね。
心に響く言葉は、置かれている状況によっても変わります。
したがって、今回はシチュエーション別にぴったりな名言を選んでみました。
新学年になって気持ちも新たに頑張りたいとき
努力だ、勉強だ、それが天才だ。
誰よりも、3倍、4倍、5倍勉強する者、それが天才だ。野口英世(日本の細菌学者 / 1876-1928)
野口英世は黄熱病や梅毒の研究で有名な医師・細菌学者ですよね。
1,000円札の肖像画にも選ばれているので、多くの日本人にとってなじみの深い人物だと思います。
幼少期に囲炉裏に落ちて左手に大火傷を負い、少年時代はとても苦労したというエピソードは広く知られていますよね。
その後左手の手術を受けて感銘を受けた野口は、医学の道に進むことになります。
この名言は、彼がアメリカ留学から帰国した際に、知人に「君はすごい天才だったんだね」と言われたときに返した言葉だそうです。
幼いころから様々な困難に見舞われながらも、独学で研究を重ね素晴らしい業績を上げた彼の言葉にはとても重みを感じますね。
受験に向けて努力をしなければ、と気が引き締まるのではないでしょうか…!
夏の模試の結果が振るわず落ち込んでしまったとき
結果が出ないとき、どういう自分でいられるか。
決してあきらめない姿勢が、何かを生み出すきっかけをつくる。イチロー(日本の野球選手 / 1973-)
メジャーリーグでシーズン最多安打記録を残すなど、数々の大記録を打ち立てたイチロー。
彼の名言は心に響くものばかりで、私もたくさん勇気づけられてきました。
長きにわたって活躍してきた彼だからこそ、結果が出なくて苦しんだ時期もあったはずです。
そんなときでもこの名言の通り、決して諦めることなく野球と向き合ってきたから誰も成し得なかった記録を生み出し続けることができたんですね。
受験生の夏は、各予備校の模試が目白押しです。
D判定やE判定を見ると、ショックで諦めそうになるかもしれません。
しかし、夏の模試で結果が芳しくなかったにもかかわらず春には合格したという生徒を私はたくさん見てきました!
イチローの名言を胸に刻んで、最後まで諦めない姿勢を貫いてくださいね。
中だるみの秋に改めて気を引き締めたいとき
やる気があるときなら、誰でもできる。
本当の成功者は、やる気がないときでもやる。フィル・マグロー(アメリカの心理学者・タレント / 1950-)
フィル・マグローは、心理学者からタレントに転身したアメリカ人です。
「世界で最も稼ぐ司会者」でも上位にランクインしていて、アメリカでは知らない人はいないと言われているほど有名なんだそうです。
彼が司会者兼プロデューサーを務めている『Dr. Phil』という番組では、ダイエットや金銭トラブル、婚姻問題などさまざまな人生相談を受けて多くの共感を呼んでいます。
この名言は臨床心理学博士の彼の言葉だけあって、人間心理をよくついていますよね。
やる気があるときは少々ハードなことでも頑張れてしまうものですが、やる気がないときにやるのはとてもエネルギーのいることです。
受験に当てはめると、多くの受験生が夏季講習を終えて燃え尽きてしまい、秋に中だるみしやすいと言われています。
受験シーズンの折り返しで疲れを感じやすい時期なので、勉強しようとしてもなかなか集中力が続かないことも多いようです。
あなたもそのような状況に陥ってしまうかもしれませんが、裏を返せばこの時期はライバルに差をつけるチャンスでもあります!
ちょっと気が緩んでしまうかもしれませんが、集中できないときは細切れでもいいので少しずつ勉強するようにしましょう。
この時期の積み重ねが、受験直前には大きな力となって活きてくるはずです。
受験直前で不安やプレッシャーで押し潰されそうなとき
辛い思いはすべてプラスになる。
苦しかったこと、悲しかったことが、いつか必ず花開く時が来る。
辛いこと、悲しいことは幸せになるための必要事項。
花開き、実を結ぶときに辞めてしまってはいけない。美輪明宏(日本の歌手・タレント / 1935-)
若い世代の方でも、美輪明宏のことはご存知ではないかと思います。
「オーラの人」と言われれば、ピンとくるでしょうか(笑)?
彼の人生も波瀾万丈なもので、幼いころから様々な苦難を乗り越えてきたそうです。
そんな彼の生き様に感銘を受け、その言葉に心打たれる人々も多いんですよ。
ご紹介した名言も、いよいよ受験を迎えるというときに勇気をくれる言葉ですよね。
これまでの努力が実を結ぶためには、最後の最後まで決して手を抜かないことがとても大切です。
「花開き、実を結ぶ」というのは、決して合格だけを意味するものではないと私は思います。
受験生活そのものが、人生でかけがえのない経験となってあなたの将来の糧となるはずですよ。
受験直前の苦しみを乗り越えて、大きな花を咲かせることを祈っています!
まとめ
- 受験では全力を尽くさないと後悔することになる
- 勉強のやる気を出すには、歴史上の偉人や有名人が残した名言が効果的
- 1年の受験生活の中で、心境は大きく変化する
- それぞれの状況にぴったりな名言を4つご紹介
もちろん第一志望に合格することが理想ですが、全力を尽くせばどんな結果でも納得して受け入れられるはずです。
来年の春を迎えたときに、全ての力を出し尽くした!と感じられることを心から願っています。
そして、受験はゴールではなく人生の新たなスタートです!
これからの明るい未来に向けて、精一杯頑張ってくださいね!!