数学はたくさんの計算しないといけないうえに、文章題なら問題文を読んで考える必要もあるので、解くのに時間がかかりますよね。
でも、ササッと解いてパッと答えを出しちゃう人もいるのは何で??
もしかしたら、その人は数学の裏ワザを使っているのかもしれません!
実は解答スピードをアップするには、正面突破するより裏ワザを使った方がいいケースが多々あるのです。
試験は時間との勝負です。
便利な裏ワザを覚えて、受験数学で高得点を目指しましょう!!
数学の裏ワザは共通テストで威力を発揮する!
数学の裏ワザはどんな試験でも時間内に解答を終えるのに有効ですが、特に威力を発揮するのは大学入試共通テストだと私は思っています。
共通テストの試験は、限られた時間の中で文章を読み解き、計算をして答えを導き出さなくてはなりません。
2021年度にセンター試験から共通テストに変更されたことで、今後より一層「思考力・判断力・表現力」を求める出題傾向になっていくと予想されます。
したがって、スピーディーに解答する力をつけることは高得点の必須条件と言えるでしょう。
そのためにも、ぜひ時短効果の高い数学の裏ワザを使いこなせるようになっていただきたいのです。
受験本番で使える数学の裏ワザ3選!
それでは、受験本番で使える数学の裏ワザを見ていきましょう!
今回は、私が便利だと思った裏ワザを3つに厳選してご紹介します。
【数学の裏ワザ①】nの倍数の求め方
数学では、ある数が何の倍数であるかを求めなければならないケースがたくさんありますよね。
偶数や5の倍数はわかりやすいですが、それ以外の数も覚えておくと便利ですよ。
以下の判定方法を覚えておくと、素早く計算することができます。
- 3の倍数:すべての桁の数字を足すと3の倍数
- 4の倍数:下2桁の数字が4の倍数
- 6の倍数:偶数かつ3の倍数
- 8の倍数:下3桁の数字が8の倍数
- 9の倍数:すべての桁の数字を足すと9の倍数
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これを覚えておけば、計算スピードが確実にアップしてありとあらゆる問題で効果を実感できるはずです。
実践の機会も多いと思いますので、ぜひ今日にでも試してみてくださいね。
【数学の裏ワザ②】トレミーの定理
数学Iの「図形と計量」で正弦定理・余弦定理は頻出ですが、計算が面倒くさい分野の代表格ですよね。
もちろん公式はしっかりと理解しておく必要がありますが、必ずしも素直に計算しなくても解ける問題が大学入試においても多く出題されているんです。
計算をラクにするには、「トレミーの定理」を知っておくといいですよ。
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背景となっている余弦定理と円に内接する四角形の性質をちゃんと理解しておく必要はありますが、試験ではトレミーの定理を使って簡単に計算してしまいましょう。
【数学の裏ワザ③】四平方の定理
同じく数学Iで使える裏ワザをもう1つご紹介します。
三平方の定理はよく耳にする…というか、絶対に覚えなくてはならない公式ですが、四平方の定理はあまり聞いたことがないかと思います。
でも、実はこれも覚えておくと便利な公式なんです。
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空間図形の問題って、平面図形よりイメージしにくくて難しく感じますよね。
でも、裏ワザを覚えておけば苦手でも何とか答えを求めることはできます。
苦手だからといって、完全に空間図形の問題を捨ててしまうのはもったいないです。
1点でも多く点数をもぎ取るつもりで、この裏ワザを使えるときには使ってみてくださいね。
まとめ
- 数学の解答スピードをアップするには、裏ワザを活用するのが有効
- 特に大学入試共通テストでは試験時間が限られているので、解答スピードを上げることは高得点を取るための必須条件といえる
- 受験で使える裏ワザの代表には、nの倍数の求め方、トレミーの定理、四平方の定理の3つが挙げられる
今回ご紹介しきれなかった数学の裏ワザは、まだまだあります。
その他の裏ワザについても、他の記事でご紹介できたらいいなぁと思っています♪
「これは使える!」と思った裏ワザは、どんどん試して自分のモノにしてくださいね!
身につけた裏ワザはきっとあなたの受験の強力な武器となって、志望校合格へと導いてくれるはずです♪