試験の直前って、これまで勉強した内容をできるだけたくさん振り返りたいですよね。
でも闇雲に教科書や参考書を見ていたら、効率が悪くて時間が足りないよ~
特に化学は、暗記も思考力も必要とされるので、いろんな内容がごちゃごちゃになってしまうという悩みを抱える生徒さんは多いです。
そんな悩みを持つあなたには、試験直前にチェックするための要点整理ノートを作るのがおすすめです!
今回は、私の学生時代の経験を振り返りながら、化学の試験直前チェック用ノートを作るコツを伝授します♪
化学の試験直前チェック用ノートを作るメリット
私は学生の頃、定期テストや模試、そして入試本番も、当日の試験開始直前に目を通すためのノートを作っていました。
このノートを作っておけば、頭の中がすっきりと整理されて落ち着いて本番を迎えられるんです。
どんなメリットがあるのか、詳しくお話ししますね。
メリットの1つは、ノートを作ること自体が暗記や本質の理解につながるという点です。
ノートに書くという行為は「アウトプット」なので、教科書に目を通すだけの「インプット」よりも頭を使います。
そのため、要点を紙に書き出すのは効率のよい勉強法と言えるのです。
もう1つは、試験の直前にノートに目を通すだけで簡単に内容をおさらいできるという点です。
ノートを作る過程で、すでに頭の整理はできています。
だから、試験開始前はそれを見返すだけでもスルスルと頭に入ってくるんですよ!
学生なら誰でも、試験が始まる前に教科書のどこを読むべきか迷ったことが一度くらいはあるのではないかと思います。
私も定期テストでは、読み込みの浅い教科書を眺めることしかできなかったことが何度かありました。
今思うと、何の意味もない時間の使い方だったなぁと痛感します。
でも自分で作ったノートならどこがより重要かもすぐにわかるので、見たいところをいち早くチェックすることができますよ♪
試験直前のたった5分でこんなにしっかり確認できるのか…!と実感したので、要点整理ノート作りは本当におすすめな勉強法だと思っています。
化学の試験直前チェック用ノートを作るためのおすすめスケジュール
ノートを作るのって、ある程度時間も必要だよね。
いつ頃から準備すればいいんだろう?
せっかくノート作りを頑張ったのに、本番に間に合わなかったら余計焦っちゃいますよね。
(たとえ途中までしか作れなかったとしても、意味がないなんてことはないのですが…)
要点整理ノートの準備にかける時間の目安は、出題範囲や1日の勉強量にもよるのですが、以下の時期から着手すれば十分間に合うでしょう。
- 定期テスト:2週間前
- 模試:2週間前
- 入試本番:1〜2か月前
模試や入試に向けては、定期テストで作ったノートも活用するといいですよ。
一度覚えた内容の復習にはそんなに時間がかからないものなので、効率よくノートを作り直すことができます。
他の科目とのバランスも考える必要があるので、適宜時間を調整しながら計画的に勉強しましょう。
【分野別】要点整理ノートの作り方
それでは、化学の要点整理ノートの作り方を分野別にご紹介します!
今回は、3つの分野に分けてコツをまとめてみました。
理論化学
理論化学では、公式を中心にノートにまとめましょう。
暗記だけでは使いこなすことは難しいので、公式の意味をきちんと理解しながら整理していくのが理想です。
一方、原子や化学結合など、図を用いてイメージすべき内容を全部まとめるのは大変だと思います。
その場合は、教科書や参考書の該当ページをメモしておけば、すぐに開くことができるのでおすすめです。
有機化学
有機化学では暗記事項のボリュームは少ないので、ノート作成にかける時間は短くてOKです。
その代わり、有機化学では思考力が求められる問題がとても多い傾向にあります。
官能基の名称や性質をしっかりと頭にたたき込んで、その知識を駆使して問題が解けるようにしておきましょう。
入試本番の前でも、有機化学分野に関しては記憶が曖昧な部分を見直す程度で十分です。
問題演習を繰り返して、思考力を鍛えることを意識して取り組んでくださいね。
無機化学
無機化学は、ひたすら暗記が必要になります。
とにかくたくさんの知識を詰め込められるように、最初に出題範囲の全体像を把握するようにしてください。
全体のボリューム感が掴めたら、あとはノートにまとめて覚えるだけです!
暗記が必要な分野なので、有名な語呂合わせも多く存在します。
語呂合わせも一緒にノートに書いておくと、記憶が定着しやすくなりますよ!
まとめ
- 化学の要点整理ノートを作れば、試験直前にサッとチェックができるのでおすすめ
- 要点整理ノートを作ること自体が、暗記や本質の理解に役立つ
- ノートを作っておけば、試験直前に軽く目を通すだけで要点が押さえられる
- ノートは、試験の2週間以上前から計画的に作成すればOK
- ノートを作る際は、化学の3つの分野の特徴に合わせて作り方を工夫するとよい
わざわざノートを作るなんて面倒くさい…と思わずに、ぜひ一度今回紹介した方法を試してみてくださいね。
漠然と教科書や参考書を眺めるよりも、はるかに効率的に要点をチェックできると私が保証します。
試験直前は最もプレッシャーのかかる時間でもあります。
そんなときのお守りの役割もありますので、ぜひ次の試験ではあなただけのオリジナルノートを持って試験に臨んでくださいね!